帰宅して早速、同封されていたDVDを観ました。それは彼が制作したNHK(「地球の街角から」)で放映された番組でした。フロリダの陽光を浴び、じつに陽気に野球に興じる翁たち。全米でも数少ない平均年齢80歳というこの野球チームは、入団希望者が多数いるものの、毎年、審査に通った数名にだけ新たな入団許可が出されるのだそうです。
年金暮しのご夫婦、妻に先立たれ小さな農場を経営しながら時間を見つけて練習に参加する人、野球シーズンのみこの地に移り住んでチームに参加する人などじつに様々。フロリダに暮らす人はお金持ちというイメージがありますが、必ずしもそうではありません。認知症の妻を介護しながらグランドに通う男性、選手だった夫に先立たれてもバットガール(試合中にバットを片付ける役)を続けている未亡人など、野球を愛し、仲間を愛し、メンバーにとってチームがかけがえのないものであることがひしひしと伝わってきます。映像を観ながら、なにか心ときめくものがありました。
そこで、早速NYの石田君にお礼の電話をして、30年ぶりに旧交を温めつつ、この野球翁たちの夢をなんとか叶えるお手伝いをしようと二人で相談しました。
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2007.10.06.現在
日本人選手
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