11月のある日、事務所の郵便受けに見覚えのない送り主から国際郵便が届きました。差出人の住所はニューヨーク。
恐る恐る封を切ると手紙とDVDが入っていました。
手紙の送り主は中学校時代の同級生・石田君でした。じつに30年振りです。
彼は大学を卒業後、テレビ番組の制作の仕事をしており、縁あって渡米。彼の地でも番組づくりを続けているとのことでした。
そして話は数年前のことです。
彼がNHKのテレビ番組(「地球の街角」)で、フロリダ州セントピーターズバーグにある「入団資格75歳以上、平均年齢80歳」という
野球チームを取材したとき、Kids & Kubsという名の、その野球チームのメンバーたちから
「俺たちは日本人が憎くて戦ったわけじゃない。戦争は終わったが、決着がついたとは思っていない。ついては、野球で決着をつけたいのだが、どうだろうか?」
といわれたそうなのです。
取材が終わったあとも、彼はその言葉を決して忘れることはできなかった、というのです。
そして、たまたまエルダー旅倶楽部のホームページに行き当り、同級生の名前を見つけ、団体の趣旨や活動内容から「もしや?」と思って連絡してきたのでした。
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2007.10.06.現在
日本人選手
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